園藝地獄

終わりの見えない植物栽培記

2016年の総括

さて、今年も色々変化がある年でしたな。枯れたり咲いたり食われたりあちこちでトラブルの絶えない楽しい我が庭。引っ越しの際には一斉処分もした。念願叶って植物ネタの本も作った。
そんなこんなの一年を大雑把に振り返りながら来年に向けて方針の確認でもしてみましょうか。

去年末に作ったトロ箱製の保温箱は実際に使う中で問題点も見えたように思う。保温箱を活用して日中20℃近くで箱内の温度をキープできれば、太陽光だけで夏物を真冬に播種するのも十分可能だと分かった。
むしろ夏物を夏に播種する際の強すぎる日差しへの対策が不十分で、みすみす苗を枯らしてしまった事の方がダメージでかい(精神的に)。5月頃の紫外線の強さを舐めてかかってあちこちで葉焼けを起こさせてしまったし。遮光はよく勉強してから導入しようと思ってたけど、関東の日照量ではあまり悠長なことは言っていられなさそうだ。ひとまず寒冷紗をホムセンで買ってきて来春に備える。

虫害と鳥害に悩まされた年でもあった。アブラムシやカイガラムシ、謎の芋虫は農薬とサーチアンドデストロイの精神でなんとかなるとして、問題は冬場の鳥よ、あいつらは一体どうしたらいいんだよ。多肉をつつくだけつついて帰っていく憎い奴ら。木酢液撒いたら飼い犬が露骨に渋い顔するし。(当たり前だ)
今年の冬は食べられそうなセダム類は処分してるので目立った害はないと思うけど、トラバサミみたいな罠をしかける訳にもいかないし、アパートの隣室に迷惑かけるわけにもいかないから匂い物も使えない。手詰まり感が満ち満ちている。これはアレか、鳥もサーチアンドデストロイするっきゃないんですかね……。
……まあこれについては今後の課題としておこう。無闇に鳥獣保護法に触れたくない。

花の良さに改めて気付けた年でもある。春にはあちこち公園を巡って花を撮影して回ったな。観賞用の花なんて、こう言っちゃなんだが女子供の見るものぞ!と昔は思ってたからえらい変化もあったもんだ。花の艷やかさに見惚れるのに男女差も年齢も関係ないと思うようになりました。(とは言え満開のバラ園を一人でウロつくアラサー野郎がそういないのも確認できちゃったので疎外感もビンビン感じてる)
手持ちの植物で安定して花を咲かせられるようになったら交配にも挑戦してみたいなあ。コノフィツム辺りなら沢山咲きそうだし結構楽しめるんじゃないか。

そうだ、このブログを始めたのも今年だったよ。8月から始めて5ヶ月くらい?おかげさまでジワジワと月間の閲覧数が伸びております。ありがとうございます。
ブログはずっとやろうやろうと思っていただけに、長く続けて自分なりのデータベースにできればいいなと思ってます。週末だけの更新ペースも自分には合ってる。もっと有益な情報を書ければいいのだけど、自分の知識と経験では今はこれで精一杯。自分の生活にあったペースで、得た知識を一つ一つ実地で確かめながら必要な対処を積み重ねていければいずれそれなりのノウハウが出来上がるでしょう。ズボラ人間なりに試行錯誤を思う様楽しんでいく所存でございます。

上でも書いたけど引っ越しに際してセダムエケベリア、クラッスラ、シダ類のほとんど全てを処分して、コーデックスとユーフォルビアがメインの超絶硬派路線にシフトしつつあるので、限られた部屋のスペースを上手に活用してもうちょっと品種の巾を広げたいところ。ふわふわのカランコエ辺りを攻めてファンシー要素を取り込みたいですな。
とは言えまた何百種類とかは揃えられないので、自制しつつ、楽しみつつ。

来年は海外のナーセリーから種を買ったりしてみたいですなあ。英語が最大の壁になるけどその壁の向こう側を見たい……。きっと楽しい……。ワシントン条約に触れない範囲で存分に楽しみとうございます。

なんだかまとまりなくなってしまったので今日はこんなところで。
ボチボチ更新していきますのでまた来年もよろしくお願いします。それでは良いお年を。